思いがけず2ヶ月連続でイタリアに出掛けてしまい、
おまけにワールドカップも重なり、完全に体内時計狂いまくり。
ということで、イタリア旅報告が滞ったままですが、
今日は進化する金沢のお話を挟んじゃいます。
プレ同窓会が行われたため、
2年ぶり位に金沢へ行ってきました。
来春にはいよいよ新幹線も開通し、
東京から2時間半と身近になるんです。
懐かしいひとときを堪能しつつも、
センスのいい友人に新しい金沢も案内してもらいました。

兼六園そばにこの春オープンした、
かなざわ玉泉邸というお店です。
お部屋に案内されると、まず歴史ある
日本庭園の美しい緑に癒されます。
金沢は雨が多く、それがまた
しっとりとしていて情緒があっていいんです。
頂いたお料理はどれも手の込んだものばかり。
一皿一皿、目に麗しく、嬉しい驚きがありました。

それから21世紀美術館近くにある、
金沢出身の仏教哲学者、鈴木大拙館も素敵でした。
NYのMOMAの新館も手掛ける谷口吉生氏による建築です。

豊かな自然とたゆたう水、そこにすっきりと佇む
ミニマムな空間は、佇むだけで心あらわれます。
最後に奥深い鈴木大拙のことばをお届けします。
「唯慎しむべきは己のみを是として、
他を非とせぬことであらう。
これは自らの創造性を殺すものであるからだ」
ではまた。